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December 21, 2007

ほ乳類調査(12月21日)

赤谷森林環境保全ふれあいセンターの小川純です。

小型ほ乳類の研究者である足立高行さん(大分市)が15日(土曜)から20日(木曜)まで赤谷の森を訪れ、ほ乳類調査(トラックサイン調査とテンフン調査)をされました。赤谷プロジェクト地域協議会の長浜陽介さんが後半の3日間同行され、概要報告を寄せられましたのでお知らせします。

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ほ乳類調査(2007年12月18日~20日)
長浜陽介(赤谷プロジェクト地域協議会)

12月18日~20日の3日間、テンモニ隊の師匠足立さんの調査に同行させていただくことができました。予定では冬季のテンにとって主要なえさとなるネズミ類の生息調査を行うことになっていましたが、予想以上の積雪があり計画を変更して雪の上に残された生きものたちの足跡から各調査地の動物相を把握し、その環境を評価することになりました。もちろん、テンの糞の回収も同時に行います。

*赤谷林道
確認された足跡:ニホンカモシカ、イノシシ、ホンドギツネ、ツキノワグマ、ホンドテン、ニホンザル、ニホンイタチ、ホンドタヌキ、ニホンリス、ノウサギ、ヒミズ? 計11種類(他に未確定1種)

*茂倉林道
確認された足跡:ホンドテン、ニホンカモシカ、イノシシ、ホンドタヌキ、ニホンリス、ノウサギ、アカネズミ、ホンドギツネ、ツキノワグマ、ヒミズ、ニホンイタチ、アズマモグラ、ニホンザル、アナグマ? 計13種(他に未確定1種)

*ムタコ林道
確認された足跡:ホンドリス、イノシシ、ニホンカモシカ、ホンドテン、アカネズミ 計5種
※調査地4ヶ所中、積雪量が一番多く(最大50センチ)。また、当日朝まで雪が降っていたため、コンディションがよくありませんでした。

*雨見林道
確認された足跡:ホンドギツネ、ノウサギ、イノシシ、イヌ、ホンドテン、カモシカ、ニホンリス、ツキノワグマ、アカネズミ、ヒメネズミ?、カヤネズミ? 計9種(他に未確定2種)

今回の調査で、赤谷の森の豊かさを再認識することができました。特に今まであまり注目していなかった茂倉沢で13種類もの動物の足跡を確認できたことの意味は大きいといえます。また、まだ冬眠に入っていないツキノワグマがいたことにも驚かされました。ツキノワグマは当歳かとおもわれる小型の足跡も2個体分観察しています。昨年の餌不足を考えると動物たちの生命力の強さを感じずにはいられません。足立さん、ムタコの日から長期間の調査、本当にありがとうございました。
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赤谷センターの小川は、19日茂倉林道・ムタコ林道、20日雨見林道に同行しました。長浜さんの報告の他には、次のとおりでした。

*茂倉林道は、13種類の足跡がありましたが、非常に頻繁に足跡があり、歩きがいがありました。アカネズミ、テン、ノウサギ、イノシシが多く見られました。積雪は15センチほどでした。また、林道の中間地点でノスリが旋回しながら上昇しているのを確認できました。

*ムタコ沢は、朝に積雪があったのか、足跡の頻度が少なかったです。

*雨見林道では、10種類の足跡がありましたが、テン、ノウサギ、キツネが多くありました。積雪は10センチほどでした。

3路線ともテン糞はありませんでした。

1hukei

2kamosika
(ニホンカモシカの足跡)

3kuma
(ツキノワグマの足跡)

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December 18, 2007

本格的な積雪(12月18日)

赤谷森林環境保全ふれあいセンターの山本道裕です。

現在の赤谷の森の様子をお知らせします。
先週の土曜日(15日)から明後日(20日)まで、大分から足立高行さんが哺乳類の調査のため赤谷の森を訪れています。センターも足立さんの調査に同行しています。

さて、赤谷では土曜から日曜にかけて雪が降り積もり、当初予定していたトラップ(罠)を用いた小動物の捕獲調査ができなくなりました。代わりに、雪上に残された足跡などから種の特定や生息密度などを調べる、トラックサイン調査に方法を変更しました(もちろん、テンのサンプリングも行いました)。

昨日は、小出俣林道を歩きました。林道ゲートで積雪10cm、カツラステーションでは30cmといったところです。ゲートから林道を進むこと700mあたりからアカネズミやテンなどの動物の足跡が増え始めました。

カツラステーション近くの二次林(炭窯跡やクマの爪跡の残る木がある)には新鮮なクマの足跡があり、未だ冬眠に至っていないことが分かりました。

また、沢沿いに広がる渓畔林には、人工林や二次林とは対照的に、キツネ、タヌキ、イノシシ、テン、イタチなど様々な動物の軌跡が数多く見受けられました。哺乳類の森林の利用頻度が一目瞭然で分かりました(渓畔林では水場の他、ツル植物が目立ちました)。

さらに、本日は赤谷林道をゲートから九十九折までを同様に調査しました。天候が良かったせいか、積雪も深いところで20cm程度となっていました。

赤谷林道でも小出俣林道同様、様々な動物の足跡が確認できました。中でも小出俣林道では確認できなかったカモシカ、サルの足跡を見つけることができました。

加えて、昨年度の冬、クマが冬眠していた木の周辺には、親子と思われる2頭のクマの足跡が確認できました。(こちらも冬眠には至っていない様子です)

これから雪上トレッキングの季節を迎えますが、機会があれば安全に留意しながら散策してみて下さい。新鮮な発見があるかも知れません。

1
(カツラステーションの様子)

2
(ホンドテンの足跡)

3
(ツキノワグマの足跡)

4
(ツキノワグマの足跡)

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